『メンテナンス』


日頃のお手入れ方法

 カーペットをいつもきれいに保ち、長持ちさせるためには、汚れやキズなどの早期発見・補修・清掃まど、日頃のお手入れが決め手になります。

【日常の掃除】
1
使用頻度の高い部屋は毎日、少ない場合でも週に週に1~2回は電気掃除機がけが必要です。まず粗ゴミを取り、汚れなどを点検しながら毛並みにそって電気掃除機でホコリを吸い取ります。

2
掃除機はパイルの毛並みを起こす方向にかけると、効果があります。


【ホコリの叩き出し】
1 
ピース敷きや中敷のカーペットは、半年に一度は戸外でホコリの叩き出しをします。

2
天気の良い乾燥した日を選び、カーペットを裏返して半日ほど日に当て干し、そのあと裏側を軽く棒などで叩き、パイルの奥に入り込んだホコリを叩き出します。

3
再び敷くときには、今までの方向と向きを変えた敷き方で、パイルの部分的消耗を平均化させます。また床に段がや凹凸があると、その部分のパイルが早く消耗します。床は平らにしておきます。


シミ・汚れの手入れ方法

 部屋の中で床は一番汚れ易い部分です。飲み物などでできたシミは、カーペットの大敵です。時をうつさない適切なお手入れが大切です。


クレヨン・靴ズミベンジンを歯ブラシにつけ、汚れたところをたたくようにして取り除き、ぬるま湯で拭きあげます。
キャンディー・
チョコレート
布かティッシュペーパーで拭き取り、乾いてからブラッシングし、剤が残らないように、固く絞った綺麗な布でもう一度拭きます。
食用油すぐにヘラかナイフで油を削り取り、布にベンジンをつけてつまむようにして取ります。そのあと中性洗剤を溶かしたぬるま湯で拭きあげます。洗剤をつけてたたくようにして拭き取ります。
醤油・ソース布かティッシュペーパーでできるだけ吸い取り、中性洗剤を溶かしたぬるま湯で拭きます。洗剤が残らないように、固く絞った綺麗な布でもう一度拭きます。
コーヒー・紅茶水で絞った布か、スポンジなどで吸い取ります。そのあとぬるま湯を汚れの上に注いで、布またはティッシュペーパーで拭き取り、乾いた布で拭きあげます。
ビール・酒類水で絞った布か、スポンジなどで吸い取ります。剤が残らないように、固く絞った綺麗な布でもう一度拭きます。
牛乳布かティッシュペーパーで吸い取り、中性洗剤を溶かしたぬるま湯で拭き取ります。剤が残らないように、固く絞った綺麗な布でもう一度拭きます。
口紅ベンジンかアルコールでこすりとり、中性洗剤を溶かしたぬるま湯で拭きあげます。そのあと中性洗剤を溶かしたぬるま湯で拭きあげます。洗剤をつけてたたくようにして拭き取ります。


業務用カーペットのメンテナンス

予防管理

 建物の入り口に泥落し汚れ取りマットを敷く。密度の粗い、繊維量の多い、汚れを吸着しやすい素材を選択する。汚れの80%は靴底からくるといわれており、マットは有効な手段であり、マット5m分でほとんど拭い取ると証明されています。


日常管理


 前面をバキュームクリーニングする。カーペットのパイル糸部分はダストキャッチ効果があるが、汚れきってしまうと復元が困難だ。日々の清掃とシミやいたみは24時間以内にスポットクリーニングすることが重要。


月間管理


 出入り口など歩行頻度が高く汚れやすい場所は、汚れがひどくならない前にスポットクリーニングを行う。汚れの程度に応じて、パウダー法、スプレー法、などを使い分ける。タイルカーペットであれば、汚れのひどい個所は目立たないところへローテーションするか、予備在庫品と交換する。


年間管理


 業務用の全面クリーニングを実施する。カーペット全面をシャンプーし、ブラシ回転によるポリッシャー後、リンスしてバキュームが基本的な方法ですが、汚れの程度により水の使用量やブラシをどの程度までパイルに奥深く作用させるかなど、工夫を要する。また洗剤のリンスは十分に行わなければ再汚染されやすい。
最近では、清掃主体のメンテナンスに加えて、施工現場でカーペットを染色するシステムも開発され、話題を呼んでいます。1980年頃、オフィスビルにローカルカーペットが使用され始め、10年保証が打ち出された。この長期保証は前途のメンテナンスを手順通り実行することが、前提条件でした。
メンテナンスを十分に実施すれば、カーペットはかなり長持ちするものだが、前例がなく加速試験のバックデータも不備な時代にかなり勇気のある決断がなされていた。今や時の経過がそれを十分に証明し、10年はもちろん20年寿命を期待される時代だが、メンテナンスに加え、製造業者のラテックスや基布、施工接着剤などの耐久性向上の創意と工夫が支えていることも忘れてはなりません。


カーペットの保管方法

 シーズンに合わせてカーペットを敷き替えるときなど、正しい取り扱い方で、次に使用するまでよい状態に保っておきます。

1 保管する前には、汚れの拭き取り・日陰干し、ホコリの叩き出し・掃除機がけをしておきます。

2 保管中の形くずれを防ぐため、巻き芯え用います。

3 しまい方は、パイルの毛並みが寝ている方を手前にして巻き上げます。

4 保管は湿気のない場所に横置きします。形くずれのもとになる立てかけや、横にした上に重いものを  置かないようにします。


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